吉野北人さんと鈴木愛理さんがダブル主演する映画『昨夜は殺れたかも』が、2026年10月23日に公開されました。24日には公開記念舞台あいさつが行われ、二人の掛け合いや主題歌のダンスが報じられています。
刺激的なタイトルですが、作品の軸は秘密を抱えた夫婦の勘違いから始まるラブサスペンスです。原作は藤石波矢さんと辻堂ゆめさんの小説、主題歌はHOKUTOさんと鈴木愛理さんの「ゾンビ・イン・ラブ」。この記事では、主人公の役柄、共演者、原作、音楽をまとめて紹介します。
『昨夜は殺れたかも』はどんな映画?
秘密を隠して結婚した夫婦の物語
主人公は、吉野北人さん演じる藤堂光弘と、鈴木愛理さん演じる藤堂咲奈です。ハロウィンの夜に出会った二人は、お互いに普通の会社員として振る舞い、やがて夫婦になります。しかし、光弘には元ヤクザという過去、咲奈には敏腕社長という顔があり、相手に素性を明かしていません。
そんな二人が、相手が浮気をしていると勘違いしたことから、互いを殺そうと計画する方向へ進みます。日常のすれ違いが極端な事態に転がっていく設定が、サスペンスと笑いの両方を生む入口になっています。
怖い映画?コメディの要素も強い
タイトルだけなら、重い犯罪映画を想像する人もいるでしょう。一方、公開前のインタビューや舞台あいさつでは、コミカルな芝居やテンポの良さが紹介されています。冷酷な犯人を追う刑事ものというより、相手への思いがあるからこそ疑いが膨らむ夫婦を中心にした作品です。
もちろん、コメディと紹介されていることが、誰にとっても怖い場面がないという保証にはなりません。雰囲気が気になる場合は、公式予告編を先に確認してみてください。出演者が好きという理由だけでなく、物語の調子が自分の見たい映画と合うかも判断できます。
吉野北人の役は藤堂光弘
愛妻家の会社員と隠された過去
LDHの公式発表では、光弘は愛妻家の会社員として暮らしながら、元ヤクザという素性を妻に明かしていない人物と説明されています。普通の夫として見せる顔と、隠している過去との間に差がある役です。
外見や職業だけでは相手を理解できないという設定は、妻の咲奈にも共通しています。夫婦なのに相手の重要な部分を知らず、その空白を想像で埋めてしまう。そうした情報の食い違いが、展開を追う際のポイントになるでしょう。
普段の歌手活動とは異なるコメディ演技
吉野さんはTHE RAMPAGEのボーカルとして活動する一方、俳優としても出演を重ねています。今回は、かっこよさだけを保つのではなく、振り切った芝居に挑戦したことが公式コメントで語られています。
GINGERのインタビューでは、コミカルな作品に挑戦したい時期にオファーを受けたことや、共演者の迫力をそのまままねるのではなく、自分なりの役を作ろうとしたことが紹介されています。光弘の強さだけでなく、思い込みや慌てる姿との落差にも注目できそうです。
鈴木愛理の役は藤堂咲奈
夫の前では明かしていない社長の顔
咲奈は、若くして起業した敏腕社長という設定です。夫にはその立場を明かさず、家庭では別の顔を見せています。仕事で力を発揮する人物が、私生活でも常に落ち着いて判断できるとは限らない、というギャップがある役です。
夫婦の片方だけに秘密があるのではなく、双方が本当の姿を隠しているところが、本作の分かりやすい特徴です。光弘だけ、咲奈だけの情報で展開を見ると、相手の行動の意味を取り違える構造になっています。
英語の台詞にも挑戦
公開前のインタビューでは、鈴木さんが英語で演じる場面にも挑戦したことが明かされています。役柄としての背景を考えながら台詞に向き合ったというエピソードで、歌唱とは異なる形で言葉を表現する仕事の一端が分かります。
歌手としての鈴木さんを知る人には、表情や会話のテンポによって人物を演じる姿が、新しい入口になるでしょう。映画での役柄を本人の性格や私生活と同一視せず、あくまで咲奈というキャラクターの表現として見ることが大切です。
原作は藤石波矢・辻堂ゆめによる小説
二人の作家がリレー形式で描いた作品
原作は、講談社タイガから刊行された同名小説『昨夜は殺れたかも』です。藤石波矢さんと辻堂ゆめさんが、夫婦それぞれの視点をリレー形式で描くミステリーとして紹介されています。
二人の作家が一つの物語を書くという制作方法は、夫と妻がそれぞれ別の事情を抱えている設定とも相性のよい特徴です。ただし、小説の構成が映画の場面の順序と完全に一致するかどうかは別の話。映画は映像、音楽、俳優の芝居を通じて物語を見せるため、媒体ごとの表現に違いがあります。
映画を先に観ても原作を先に読んでもよい
結末を知らずに驚きを楽しみたいなら、映画を先に観てから小説を読む方法があります。人物の考え方や視点の切り替えに関心があるなら、原作を先に読むのも一つの楽しみ方です。
重要なのは、ネット上の原作の結末紹介を、そのまま映画の結末と扱わないことです。この記事ではラストや具体的な仕掛けは紹介していません。違いを楽しみたい場合も、まずはどちらか一方を最後まで味わってから比較すると、初見の体験を保ちやすくなります。
共演キャストと役柄を整理
光弘の職場と咲奈の会社で分けると分かりやすい
工藤阿須加さんは咲奈の会社の副社長・明石勇太、佐津川愛美さんは咲奈を支える秘書・黒沢瑞希を演じます。一方、王林さんは光弘の勤務先の事務員・野中恵美、本宮泰風さんは会社の社長・梶谷貴也役です。
登場人物を、光弘の側と咲奈の側に分けて整理しておくと、関係がつかみやすくなります。夫婦以外の人物がどちらの生活に関わっているかを把握するだけでも、秘密がどこで食い違うのかを追う助けになります。
ISSEI・田中美久らも出演
ISSEIさんは田之倉哲哉、田中美久さんは若宮葵を演じ、オラキオさん、次長課長の河本準一さん、菅田俊さんも出演しています。10月24日の舞台あいさつには、主演の二人に加え、ISSEIさん、田中さん、松木創監督が登壇したと報じられました。
作品の登場人物と、イベントに登壇した出演者の一覧は同じではありません。舞台あいさつにいなかったから出演していない、という意味にはならないので、全体のキャストを知りたい場合は作品クレジットを参照しましょう。
主題歌は「ゾンビ・イン・ラブ」
HOKUTOは吉野北人のソロ名義
主題歌を歌うHOKUTOは、吉野北人さんのソロ名義です。映画の主演と音楽の担当者を見比べたときに、別の人物が参加していると混乱する必要はありません。鈴木愛理さんとのデュエットによって、映画と歌の両方で二人の組み合わせを楽しめます。
LDHの公式案内では、軽快な掛け合いと疾走感のあるポップなサウンドが特徴として紹介されています。主題歌が気になった人は、公式の本予告映像から映画との雰囲気のつながりを確認できます。
10月24日のイベントではダンスも話題に
公開記念舞台あいさつを伝えた映画.comの報道では、二人が観客と一緒に主題歌のダンスを行ったことが紹介されています。作品の内容だけでなく、音楽を通じた楽しさもイベントの話題になりました。
ただし、イベントでダンスを披露したことから、通常上映も参加型であると考えることはできません。普通の上映では、その映画館の鑑賞ルールに従って楽しみましょう。応援上映など特別な形式がある場合は、主催側が別途示す案内を確認する必要があります。
監督と脚本は誰?
監督は松木創さん、脚本はブラジリィー・アン・山田さんです。企画・制作は共同テレビジョン、配給はポニーキャニオンと発表されています。原作の作家、映画の脚本家、監督は、それぞれ別の役割を担っています。
小説の設定を映画にする際には、人物の内面を台詞や動きに置き換える作業が必要になります。本作でどのように夫婦の勘違いを見せるのかに注目すれば、主演二人の演技だけでなく、場面の切り替えや情報の出し方も楽しめるでしょう。
観に行く前に確認したい上映情報
公開日は10月23日、上映回は劇場ごとに確認
全国公開日は2026年10月23日です。実際に観に行くときは、希望する映画館で上映されているかと、希望日の上映時刻を確認してください。作品が公開中でも、すべての映画館が同じ回数で上映するわけではありません。
上映時間は作品データベースに95分とある一方、一部の劇場案内には93分の表記も見られます。帰りの交通機関や次の予定を決める際は、利用する劇場の予約画面に表示される終了予定時刻を優先すると確実です。
前売券の案内と公開後の予約は別
公開前には特典付き前売券の案内が出ていましたが、過去の発売告知が残っているからといって、今も同じ条件で購入できるとは限りません。前売券をすでに持っている人と、これから通常券を買う人では、予約時に選ぶ手続きが異なる場合があります。
主題歌や関連作品へのリンクも、本編の配信案内とは区別しましょう。関連作品の配信サービスが紹介されていても、『昨夜は殺れたかも』自体がそのサービスで視聴できる証拠にはなりません。
まとめ:秘密と勘違い、二人の掛け合いを楽しむ映画
『昨夜は殺れたかも』は、吉野北人さんと鈴木愛理さんが秘密を持つ夫婦を演じるラブサスペンスです。原作は藤石波矢さんと辻堂ゆめさんの小説で、主題歌「ゾンビ・イン・ラブ」でも主演二人が共演しています。
10月24日の舞台あいさつで興味を持った人は、公式予告編で作品のテンポを確かめ、劇場の上映回を確認してみてください。夫と妻がそれぞれ何を知り、何を誤解しているのかに注目すると、物語の入口がつかみやすくなります。